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糖尿病の新診断基準・新管理基準

糖尿病の新管理基準

血糖管理目標

2013年5月熊本で第56回日本糖尿病学会年次学術集会が行われました。「熊本宣言2013」として糖尿病管理目標値が示されました。(6月より適用)
HbA1c6.0%未満を「血糖正常化を目指す際の目標」、7.0%未満を「合併症予防のための目標」、8.0%未満を「治療強化が困難な際の目標」と設定しました。

糖尿病の新診断基準

2010年5月の日本糖尿病学会において、従来の血糖値による基準値に加えて、ヘモグロビンA1c[以下、HbA1c](NGSP)6.5%以上を「糖尿病型」とすることが決まり、7月より糖尿病の診断基準が新しくなりました。
これはHbA1cが慢性の高血糖状態を反映する指標として使用されています。HbA1c(NGSP)6.5%が糖尿病の診断の基本である空腹時血糖値や経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値との相関があり、HbA1cの上昇と共に糖尿病網膜症の発症が増加するという関係性に基づいています。
今回の診断基準の改定で上記の表のように、空腹時血糖、OGTT2時間血糖値、随時血糖値に加えて、HbA1c(NGSP)の4つのうちいずれかが基準値を超えた場合「糖尿病型」とし、別の日の検査で再び基準値を超えた場合、『糖尿病』と診断されます。
また、HbA1cと血糖値を同時に測定して基準値以上になると、一度で『糖尿病』と診断することができます。
これにより、より早期からの糖尿病の診断・治療が促され、合併症の予防が期待されています。
HbA1cは、国際標準化されたNGSPで全て統一表記されます。

引用元PDF:熊本宣言2013

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